あけやらぬ寝覚の床にきこゆなり籬の竹の雪の下をれ(新古667) 語釈】◇あけやらぬ なかなか夜が明けきらない。 籬の竹 垣根の竹。 竹を植えて隣家との境界にしているのでをれ 雪の重みで草木の茎や 枝が根もとの方で折れること。 ユキノシタ |
「ゆきのした」・・・生薬名「こじそう」虎耳草
これも古来よりよく使われてきている薬草で、出来物・腫れ物・虫さされや
ウルシなどのかぶれ・あせも・やけど・しもやけにニキビや中耳炎から痔にまで
何にでも効くとして重宝がられたもの。
いつでも使えるように・・・特に子供さんに効果的な民間薬として・・・
「ユキノシタクリーム」を作っておくと便利。
ユキノシタは民間薬として知られており、解熱、鎮咳、消炎、解毒、利尿、止血などの効果があります。
食用にもなります。生のままテンプラにしたり、ゆでて煮つけたり、浸し物や酢味噌和え、
胡麻和えなどにもされます。 「週刊朝日百科 世界の植物45」によると、ユキノシタの名は、冬、
雪の下にあっても枯れずに残っているからとか、雪のような花の下に葉が見え隠れするからだと
かいわれているそうです。柳田国男は、ユキノシタはイケノシタのことで、イケ(井戸)の内側などの
清いところに生えるからだと書いています。