★ ウノハナ・ウツギ
名も一般的に用いられている。 山野にも自生しているが人家に栽植されている。 5月頃白色(仙台は6月)の花を沢山付け、 山野を白妙にかざる。 これも万葉人に愛された花で、万葉集には、 ウノハナ 宇野花 宇能花 宇能波奈を読んだ歌が23種ある。 万葉の歌はホトトギスを配して読んでいる詩が多く
10 1942 10 1953 作者未詳 |
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タニウツギ |
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★卯の花 ホトトギス早も来囁きて 早苗植え渡す夏は来ぬ さして匂う花ではない、この白いウツギが咲く 頃になると、梅雨に入る。 花の多い年は豊作と考えられた。 東北地方では、川原で遺体を焼いた後、骨を拾う箸として使ったため 屋敷内には植えないと昔は言っていた。 「卯の花腐し」とは、五月雨、梅雨のことで、長雨のため卯の花を腐らせること |