鳳凰沙参(ほうおうしゃじん)

ソバナ(岨菜・杣菜、蕎麦菜

 

 

  キキョウ科 

学名:Adenophora remotiflora  絶滅危惧IA類
               

 

 

2ソバナ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


         ソバナ                                       鳳凰沙参

 

野草の愛好家には「沙参に始まり沙参に
終わる」と言う格言があるほどポピュラー
であるが奥が深い種類です。
棚の上から見事に垂れ下がる花は魅力的
でもあります。


開花時期は、夏〜秋。


  茎は高さ0.5−1メートル、ときに上部で分枝する。
  普通無毛だが、まれに長い毛のあるものもある。
  葉は互生し長い柄があり、卵形または広披針形。
  やや薄く柔らかで縁に粗い鋸歯がある。上部の葉は小型となり柄はない。
  ツリガネニンジンとよく似た花をつける。

ツリガネニンジンは花が輪生するが
  ソバナは小さな釣り鐘型の青い花が一つずつ独立している。
  柱頭は花冠より突き出ないなどの違いがあり見分けるのは容易である。

 

 

 

名は、切り立った崖(岨=ソバ)に生えるからとか、杣道(山仕事をする人が通る道)

に生えるからとか、葉が蕎麦の葉に似ているからとか諸説あるが、どれが本当かわからない。

花は長さ2-3センチで、茎の一方に偏って下向きに咲く。

若芽は歯触りがよく、山菜として一級品である。

 

多年生草本。茎は40100cm。葉は卵心臓形−広披針形、鋭尖頭。

花は8月ごろ円錐花序をつくり、花冠は鐘状で先が広がり、淡青紫色です。

主に温帯域の涼しい渓谷の林縁、林下、道端などに生育します。

周囲の草本が繁れば光を奪われ衰退します。

国外では朝鮮半島、中国、ロシア(ウスリー)に分布します。

 

花期:夏

釣り鐘人参とよく似た花をつけますが,ツリガネニンジンは花が輪生するのに対して,          釣り鐘人参

ソバナは小さな釣り鐘型の青紫の花が一つずつ独立していること,柱頭は花冠より突き

出ないことなどの違いがあり,見分けるのは容易です。

茎は高さ0.5〜1m、ときに上部で分枝する。普通無毛だが、まれに長い毛のあるものもある。
葉は互生し長い柄があり、卵形または広披針形で長さ5〜10cm、幅3〜8cm、やや薄く、

柔らかで、縁に粗い鋸歯がある。上部の葉は小型となり柄はない。
花は茎頂にまばらな円錐花序につき、垂れ下がる。花冠は淡青紫色、

先端は広がった鐘形で長さ2〜3cm、裂片はやや反り返る。花柱は普通突き出ない。

萼裂片は披針形で全円。

 

薬理作用

腫毒、蛇咬、虫刺毒の解毒。去痰薬としてキキョウと同じように利用する。

 

 

 

 

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