エゾマツ カヤ 榧 唐松 落ち葉
コウヨウザン ツガ 栂 マツ 敷き松葉
ラカンマキ トウヒ 杉
アカエゾマツ 赤蝦夷松 コウヨウザン 広葉杉 からまつ 紅葉
< 花おりおり >
ニオイヒバ
文・湯浅浩史 写真・茂木透
常緑高木。ヒバの名がつくも、分類上は
アスナロではなく、クロベ属の一種。
葉は小さく、長さ4ミリほどで、クロベ(ネズコ)に
似る。クロベとは、葉をもむと甘いフルーティーな
香りがする特質から見分けがつく。
カナダなど北米原産で、寒さには強い。
北方の公園や庭園で植栽。渡来は明治中頃。
(2005年12月23日付朝日新聞朝刊)
< 花おりおり >
イワヒバ
文・湯浅浩史 写真・鈴木庸夫
日本はシダ栽培の先進国。欧米にさきがけ、
江戸時代すでにマツバラン、ヒトツバなどと共に
観賞した。芝棟(しばむね)として屋根に植栽。
元禄の『花壇地錦抄(かだんちきんしょう)』は
葉の短いのを上品と記す。
文政の『草木奇品家雅見(かがみ)』や
『草木錦葉集』では斑(ふ)を図示。
トレハロースを含み、乾き上がっても復活。
長生不死草の名も。
(2006年01月06日付朝日新聞朝刊)