万年青 ・百合(ゆり)科。
・学名 Rohdea
japonica
Rohdea : オモト属
japonica : 日本の
Rohdea(ローデア)は、19世紀のドイツの植物学者、 「Rohde」の名前にちなむ。 |
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・観葉植物。耐寒性あり。
・原産地は日本とも中国ともいわれる。 江戸時代にたくさん 栽培され、 現在は1000品種もある。
・葉は革質で光沢あり。
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5〜6月頃、白い小花が咲き、秋に橙色の実がなる。
根は薬用になる。
・「おもと」は「大本(おおもと)」からきている。 根茎が太く大き いことから。また、大分県の 「御許山(おもとやま)」で良質のオモトが 産出された。
「万年青」の漢字は漢名から
(長生きすることから)。 「まんねんせい」とも呼ぶ。 オモトは常緑の観葉植物。中国では「万年青」と書く。 これをわが国でおもとと読んだのは、大本・大元ーオオモトの 意味からの訛でしょうか。古代より、鶴・亀などと同様、 吉兆のシンボルとして用いられてきました。徳川家康公が 江戸城に入城以来、新築・引越しのお祝いにおもとを贈るよう になる。 引っ越し日が大安でないときは、前もって日にちがよい日に 万年青のみ新宅に引っ越ししておくと良い。 おもとは露地の日陰に植えると強く、四季を通じていつも青 く、丈夫。 おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植 物といわれている。慶長11年、徳川家康公が江戸城に入る とき、おもとを床の間に飾り入城したという古事が広く知られて います。 おもとの葉芸は茶道のわび・さびの境地に通じるもので、 おもとの色彩と葉姿の中に自然の織り成す芸は千変万化で 気品があります。 おもとは今から500年くらい長い年月に育種改良を重ねてき た歴史があります。 おもとの魅力は葉の姿や、色彩、葉芸の変化を鑑賞。 葉芸が毎年変化して美しくなる。 |