マタタビ(木天蓼)
「猫にマタタビ」ということばがある。マタタビの実物を見た
ことのない人でも、この言葉だけは知っているというほど、こ
のことばはポピュラーである。
マタタビは「万葉集」の歌に詠まれてない。
マタタビの成分には、マタタビアクトン
やアクチニシ゜ンなどが含まれる。
これが猫の中枢神経に作用すると、
猫は酔ったように、ふらふらな状態に
なる。
さらに、よだれを垂らし、挙句の
果てには眠り込んでしまう。
このような現象は猫だけに限らず、
ネコ科の動物に共通のものという。
ライオン・トラ・ヒョウなどの猛獣も
同じ。
マタタビ=matatampu 冬の木にぶら下がっている『つと』の意味
マタタビの果実がその名前の起源となっている