クロガネモチ   

岡山県での地方名をアクラ

 

 

 

黒金

 

貧しいが自然が豊かだった時代に、男の子にとって重要な木であった。

樹皮をはがし、丹念にたたいて柔らかくして、水中でもみ、鳥もちを作り

トンボやバッタ、そして棹の先や鳥のとまりそうな、枝に付け、

小鳥や昆虫を捕った。黐の木(もちのき)科。            

 
葉は革質で光沢あり。                 

冬に赤いきれいな実をつける。

現代のゴキブリ取りもその応用といえよう。

貝原 益軒 は「大和本草」で、にわきにすすめる。

赤い実は、雌木の実に付ける。

岡山市に転勤。その時目を見張る赤い実に、目を奪われ、虜になる。

いろんな植木屋に探し求めたが、大木のみで持参できず、

やっと15年ぶりで、手頃な鉢植えを探し出すことが出来た。

 

 

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黒金
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虫がつき難く剪定にも耐え潮風や排気ガスにも強く、火災を防ぐ為に家の周りに植えた「火かぶせ木」で縁起の良い木

 

 

 

岡山県での地方名をアクラという山市の市木に指定されている。

 

【剪定】

3月、花後すぐ、10月上旬〜11月中旬のいずれか(強剪定は春にしか行えない)
いずれも、不要な枝の間引きを中心とし、伸びすぎた枝は、基部23節を残して切る
生垣などで、樹形を優先したいときは、67月にも刈り込むが、その年の結実は望めない
刈り込みにとても強いので、失敗を恐れない

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

         

・「黒金黐」とも書く。

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