アカネ


 別名 茜草 茜 赤根 安可禰
  
根にアリザニンをふくんで上代染料に

使用これで染めたのがあかね染

   この色彩から万葉集には、紫、日、照、昼、

などにかかる枕詞  として11首詠まれている

  

 

 

あかねさす紫野行き標野(しめの)行き
   野守(のもり)は見ずや君が袖振る

                                                       巻1  20  額田王


宮廷あげての行楽の宴では「許されぬ恋」の歌を仕掛けた額田王に対し、
大海人皇子が現実に自分の妻である彼女を人妻
(恐らくここでは宴におけるすべてのものの支配者として天智天皇が
額田王のめせかけの夫とされている)とし彼女が故に私は恋をしていると
受けたところに座興がる。三角関係。
天智天皇の主催する薬狩において大海人皇子が大胆にも、かっての妻に愛を表現し、
それを気づいた妻も今の夫にばかりながら歌を詠む

(返歌あり    )

茜→赤に近い紫
紫野→紫草の栽培されている野
標野→他人が入らないように標(しめ)を結って自分の占有であることを示しある野
野守→野の番人 天智天皇を暗示する
見ずや→見ないでしょうか いや、見たはず
袖振る→愛情を示す動作

もう一つの万葉集  (出典:李 寧ヒ  文芸春秋)
額田大君→額田姫巨・額田女王 女流詩人 鏡王の娘
中大兄皇子→天智天皇
大海人皇子という二人の兄弟天皇の寵を受ける
額田→鏡の意味
鏡は韓国語の「逆さ」からきていて 逆さに見る
鏡は「逆見」
天智天皇は蒲生野で鹿茸(ろくじょう)や薬草を採る行楽を行い、その妃 額田王や弟の大海
人皇を初め群臣多数随行時の歌。薬草の一種であり染料にも使われた茜草と紫草を素材のこの歌は
子供までなした間の過去の愛人同士が、其れも、他意によって引き裂かれた男女が歌いあったもの、
妃が、私を恨んで居なさるのですか?と聞いても居ないのに、皇太子(ひつぎのみこ)→大海人皇子
は、憎かったらなぜ人妻の君を愛するものかと気焔をはいているから、つじつまがあわない

万葉仮名

  茜草指 武良前野逝 野守者不見哉 君之袖布流

★万葉仮名 (漢字)の組み合わせで意味が大変違ってくる 大伴家持さんが編集し、
 手を加えたのだが、韓国語で詠んでいることが気が付かなかったらしい


  茜草 股 紫野 逝き 標野 行き
  アカネ  サシ ムラサキノ ユキ シメノ ユキ
    
野守は 見ずや 君 はさみ ひろげり
ノモリハ

  「君」 「之袖布流」 → 貴男が 私のはさみを広げる
   グデ ガサボルヨ

    茜草 指  武良前野 逝 
      標野 行 野守者  不見哉 君 之袖 布流


  茜草      ゴクドション     あかね 立つ    

  指       サチ          股が 男性性器

  武良前野   ボラセクボル   むらさき野 女性性器

  逝       ガネ           ゆき 行く 行くよ

  標野      ビョマルボル   しめの 立入禁止の妃 

  行       ガネ        ゆき 操を破った

  野守者   ボルジキシャ   野守は

  不見哉   アニボジェ    見ずや

  君      グデ        きみ(大きい) 大海人皇子をさす 

  之袖     ガサ       はさみ (絡む→カラム ・ ハサミ

  布流    ボルヨ      ひろげり 性交行為

      
皇太子の答歌 二重の意味を与えてかかれている
やはり全文韓国語で歌を詠っていると言うことは、何を意味するか?

    紫草能 弥(弓へんが無)保幣(へ 下に巾無)類妹乎  弥苦久有者
          人嬬故弥 吾恋目八方

    紫の にほへる妹(イモ)と 憎くあらば
          人妻ゆえに 我恋ひめやも

    紫草のように におうあなたを 憎いと思ったら
          人妻と知りながら 恋をしましょうか


  紫草能      ボラチョンヌ    むらさきは 女性性器

  弥保幣類    イボベラ      愛しや 悲しや 

  妹乎       イモハ       妹よ 
  
  弥苦久有者  イルゴゲロワ   失い苦しい 苦痛久し
          
  人嬬故弥   インサゴニ     言いかけくるに 挨拶したので 言葉をかけてきたので
  
  吾        ナ         われ
 
  恋       ゲヒ            密やかに
  
  目八方    メンパァラ     脇見せむ してはいけないことをする

      
紫草は(ほと)可愛らしい 君を失って苦しいのだ

         言葉をかけてきたので、私は人目に付かないように、脇見をするけれどーー






  

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