古名
「集(あづ)真(さ)藍(あい)」
紫陽花、古名アズサイ、四葩の花(ヨヒラの花、)、手鞠花、
七変化、八仙花、刺繍花、瓊花(たまはな)、七段花。

あじさい

 

 

 

 


 
花の色は移りにけりな 
    いたづらにわが身
        世にふるながめしまに  
小野 小町  六歌仙・三十六歌仙の一人

花の色はすっかり衰えてしまった、
むなしく(咲いたかいもなく)
長雨が降り続いている間に叉、
私が世を過ごしていく上で、
物思いをしていた間に。


花の色は→美しさ→表面は花をさすが、
裏には作者の容色を暗示。
移りにけりな→変わる
衰える→花の色があせるのと
自分の若さの容色が衰えているのを
掛けている。
世にふる→世を過ごす
ながめ→長雨と掛けてある
せしまに→している間に
尚 「菊」がうたわれるのは
古今集時代からで
万葉集には一首もない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あぢさゐ 

 アヂサイの八重咲くごとく
  八つ代(やつよ)にを
   いませ我が脊古(せこ)
     見つつ偲(しの)はむ 
      
巻20 4448 橘朝臣緒兄
 「歌意」紫陽花の花が色どりに咲くように、
幾年も長くお元気でおいで下さい。あなた。
私はあなたの立派さを仰ぎながら
おしのびいたしましょう

天城甘茶
額紫陽花
手毬花 


七変化四片花
(しちへんげよひらばな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アジサイの画像

アジサイの画像★紫陽花の名所

麻綿原高原
 千葉県夷隅郡大多喜町

龍飛崎(たっぴさき)
 青森県東津軽郡三マヤ村  0740−82−2111

本土寺
 松戸市平賀        0473−46−2121

明月院
 鎌倉市          0467−24−3437

妙行寺曼陀羅堂跡
 逗子市小坪        0468−71−1330

下田公園
 下田市城山公園      05582−2−1531

矢田寺 
 奈良県大和田郡山市矢田町 07435−3−1522

神戸市立森林公園
 神戸市北区山田町     078−591−0253

蔵の司
 太宰市大市字観音寺町   092−923−4230


    「アジサイ」は「ガクアジサイ」から鎌倉時代に作られた栽培変種であるがという。
  




 

 

 

 

 

 

 

 

 

アジサイは日本古来のモノであるが、古くから中国に渡り、それがヨーロッパに渡って 西洋
アジサイ(Hydrangea)となった。近頃ではハイドランジアの名前で花屋で売られている。
アジサイの名前の由来は大槻文彦博士が大言海で
「集(あづ)真(さ)藍(あい)」=青い花が集まって咲く様子を言ったモノという説が有力。
紫陽花、古名アズサイ、四葩の花(ヨヒラの花、萼片が4枚)、手鞠花、七変化、八仙花、
刺繍花、瓊花(たまはな)等と呼ばれた。花びらと見えるのは萼片が大きくなったもので
あって花弁でなく、植物学では「装飾花」と言っている。ガクアジサイは周囲に装飾花の咲いた
様子を額に例えたもの。
良く知られている事であるがアジサイの花色は、土壌の酸性度が高くなると
(鉄及びアルミニュウムが土壌に溶出しそれが吸収されると)青が強くなる。
逆の場合は赤くなる(石灰を撒く)。花言葉は<高慢><美しいが香りも実もない>
だそうである。

 

inserted by FC2 system