・「万葉集」や「源氏物語」では、ヤブコウジをヤマタチバナ。 ヤブコウジと呼ばれるようになった。 |
万葉集「あしひきの山橘の色に出(い)でてわが恋ひなむをひとめかたみすな」(巻11−2767)。 |
山野の木陰に群生する常緑の小低木で、高さ10〜20センチくらい。 |
この雪の消(け)残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む
大伴家持 巻19・4226
消(け)残りの雪にあへ照るあしひきの山橘を苞(つと)に摘み来な
大伴家持 巻20・4471