浮き草

 

 

 

漢字表記

浮草/萍草/水草 ナキモノグサ スイソウ カガミグサ(鏡草)イミドリ(為美止利)

和名は、水面に浮かんでいることから。古名のカガミグサとは、表面に光沢があることか

ら。また、秋になると一度に見られなくなってしまうことから、ナキモノグサとも呼ばれ

た。

属名は、spira(=ひも、らせん)とdelos(=明らかな)の合成語。種小名は「多くの根がある」

の意。秋になると直径3ミリ前後の越冬芽をつくる。越冬芽は水底に沈んで冬を越す。

 

・浮き草は思案のほかの誘い水(古今集)浮気な恋のこと。
・浮き草や今朝はあちらの岸に咲く(中川乙由)浮気心の意。

・浮き草暮らし放浪生活の身の上のこと。

 

たぎつ瀬に 根ざしとどめぬ 浮草の
         浮きたる恋も 我はするかな

古今和歌集 恋歌巻十二 壬生忠岑

"たぎつ""激つ"とも書きますが、
激しく水が流れる様子とか、心が激しく動く意味に使われますね。

"浮草"は水面に浮かんでいる水草ですね。
俗に"根無し草"なんて呼ばれて、「浮草暮らし」とか「浮草稼業」などと言って、
一つの場所に落ち着かず転々としているという意味に使われていますが、
歌の場合も浮草のような恋と言えば、迷い惑う恋という意味に使われています。

万葉集

いにしへの古き堤は年深み

池のなぎさに水草生ひにけり  〈山部赤人〉〔八C後〕三・三七八

メキシコ古代文明の最後を飾るアステカ帝国は、スペイン帝国に滅ぼされ、その都だったテノ

チティトランは地下に埋もれてしまった。この都市が模型や鳥瞰図となって復元されていた。
それによると、テノチティトランはテスココ湖の真ん中に建設されていた水上都市で、大広場、

ピラミッド、球技場、宮殿、祭壇などから成り立つ大規模な埋立て都市だったことが分かる。

泥や水草(浮き草)を使って人工島を作り、樹木の根を絡ませて地盤を強化したという。

これらの人工島を整然と並べて街を形成したのだ。

この人工島には畑も作られ、上下水道すら完備されていたらしい。

これにはさすがのスペイン人もかなり驚いたらしい。

アステカ人達は、どのようにしてこのような高い知識や技術を得たのだろうか?

未だに謎なのだ。

 

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/a-gyou/u/ukikusa/ukikusa.html

http://koizoushi.blog13.fc2.com/blog-entry-531.html

http://club.ap.teacup.com/hagi/120.html

http://home.att.ne.jp/omega/nyan/contents/voyage/ameri/mexico-html/mexico2.html

inserted by FC2 system