「そば王国山形」七兵衛 そば

店の外見


大石田町(いわゆる蕎麦街道の店)

「七兵衛」へ12時頃入る。

「七兵衛」は民家そのままの振る舞い
蕎麦が評判を呼んで、蕎麦店に発展したという、

そば屋のひとつの原型素朴な蕎麦店。
世話役が近所のおばさん達だが 教育が行き届き

この人達の応対が非常に気持ちがより

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お変わりの蕎麦も気持ちよく追加してくれる。 気に入りました。

雪国のため、玄関までの階段が10段ほど上りつめてやっとたどり着く、

雪国の特徴。

店も襖や障子を取り払い普通の民家をそのままを、

店にしたモノ。やすらぎがある。







 

 

雪深いため、かやぶき屋根を現代的に。

プラステック

の屋根に替えて(かぶせ)

屋根に積もった雪が滑りやすく、解けやすいように

フキかえてある(茅葺きの上を包んである) ↑

 

積雪2メートルほどになる冬場のため 玄関が開かなくなるので  ↑

写真の如く、10段ほどの石段をあがって玄関戸口となる

山形の街の中にあるそば屋は沢山あり上手いところもあるが、

何といっても接客が事務的に感じられるし料金が高すぎる

ここは千円という少し高めだが、接客態度が全てを取り払い

満足感を与えてくれた。何といっても食べ放題ですからね。

さりげなく お代わりを置いていってくれる。遠慮が何処にもないのだ。

 

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店の前に大木、細(こ)まっこ

梨が鈴なりになっており、、

蜂がぶんぶん飛び交って

いた。子供の頃

この 同種の梨を雪の上におちた

モノを拾ってたべた記憶が

おもいだされた。

 

 

 

 

 

 

どんぶり一杯に盛られたそばは十分 こしがあり、「ぴりっと辛い」大根汁に

そばつゆを注いで食べるのが、そば好きにはたまらない。
また地元でとれた、なす・きくらげ・かぶ・山菜などが三皿つく。
客はこの「おかず」をつまみながら何杯でも  そばをお代わりすることが

できる。(今までの最高は八杯だが、男性ならたいてい三杯は食べると

いうことだ。)
七兵衛そばには、山里の生活から生まれた伝統のそばづくりの味が

生きている。

「大根汁で食べる手打ち蕎麦」
この写真には一部しか載っていないが

ここの御蕎麦は大根汁につけて 注・おろしの大根かすは一切無い

食べ放題&大盛りの手作り漬物が3品 テーブルの上には

メニューも無く,入るといると

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まず お新香が3種出てきて、注文も取らず 即 なす きくらげ 山菜等のおかずが運ばれてくる

民家の振る舞い蕎麦らしい風習。

始めは、注文も取らず心細かったが待たせることもなく漬け物の後に蕎

麦が運ばれてきた。

そばは比較的腰があり 黒蕎麦でうまみがあり、大根汁の辛みと蕎麦汁が合って、夢中で口に運んでしまった。

大根汁と蕎麦汁を半々ぐらいにわり薄めて、多少の辛みのる口当たりが程良く、

新鮮なうまみを引き出してくれる。

又、考えられないほどの刻み葱が沢山付いてくる。

頃合いを見計らって、ご婦人(ウエイトレス)がさり気なく

お変わりのどんぶり(蕎麦)を持参してくれるのがうれしかった。

押しつけもなく 出し惜しみもせず麺つゆや大根

汁も追加してくれる。

そば屋としてのオープンは 平成元年と意外と新しい。

 

厨房では近所の主婦が手伝い、家庭的な雰囲気の中、食い放題に

対応すべく、どンどん茹でている。
大石田町はかつて最上川舟運の河岸場として栄えた町。

清水と気候がそばの栽培に適していることから、

昔からそばの里として有名。
大石田町にはいくつもの名物そば屋が軒を連ねている。
その大石田町の
次年子という土地に 奥まったところ

高台に「七兵衛そば」があった。

何にもない山奥、家がポツリポツリとあるところに突然やたらと車が

止まっている(県外ナンバーも多数!)民家が出てくる。そこが目的の

「七兵衛そば」。
次年子という地名は、昔々まだ今よりもずーっと雪深い頃、

あまりの雪深さに子供が生まれても出生届を出しに行くのさえ雪解けの

春になるのを待たないと行けなかった

という程、雪深い山奥というところからついたそうだ。

病人が出ると、タガを背負いかついで隣村まで運んだそうだ。
その雪深い、冬場にも営業していると云うことだ。

囲い1さぞ、雪景色が素晴らしいことだろう。


近所の自宅庭植木の、

雪囲い これが各家ごとに、

芸術的にきれいに

まるでオブジェの如く目を

見張る美しさで囲いを

作り上げている

 

・ 仙台の冬籠もり に、芸術的な雪囲いを載せてある。

 

雪深い里だが、冬場でも客足が絶えない。
客はただ一つのメニューを求めてこの店にやってくる。。(「そば王国山形」より)

山形蕎麦ベスト10に入っている

 

山形県北村山郡大石田町次年子266
     0237−35−4098
           午前11時〜午後6時
               店休み  盆・正月・村の行事のある日


 

 

 

 

 

 

04.11.4 現在

料金 税込み ¥ 1050

MARSHALLは5分の一しかない胃であるが、一杯半と漬け物を

沢山食べることが出来た。

最後にそば湯を付け汁に わり のむ味も格別であった。

ここでも、「そば湯の熱いモノと取り替えましょうね」といって、

冷めているそば湯は即取り替えに来てくれた。

 

蕎麦つまみ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                                   漬け物 木くらげのマスタード風味・ユズ風味白菜

 

そば屋を出ると、目の前に 錦に輝く秋の山と 田んぼが

「ありがとうね」

「又ございん」

と言葉をかけてくれた気がした。

 

 

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