霜崩れ  しもくずれ

(凍上による表層崩壊)のため、一木一草生えない状態

切取った斜面が寒くなると表面の10cmくらいが夜間凍る。

そして昼間、日の当たる箇所や気温の高い日にその箇所がとけ表面の小石が路面に落下。

霜柱は、地表面が乾燥、0以下の時、土の中の水が毛細管現象で上がってきて地上で氷結する。

氷点下の地表面で凍ったもの。氷の柱を上方に押し上げるように成長する。

霜柱は、麦類などの根を浮き上がらせそこに乾燥と寒さが加わって枯らしてしまう。

農作物が被害を受ける。これを防ぐため、藁を地面に敷き詰めたり春先に根が動き出す頃 麦踏みをする。

斜面などでは霜柱により浮き上がった土が崩れやすくなる。土石流の原因。

凍上による表層崩壊で乾燥が続き少しずつ表面が崩れ落ちた土俵が貴重である。

かき集めて保存 春先に、草花や野菜の種まきに利用する。

これは、細かい粒子と乾燥と零下の気温で

雑菌もなく最高の土俵となる。

古寺にちる山茶花や霜崩れ

今井柏浦・編『新俳句選集』より抄出。http://www.geocities.jp/toushun7/taisyou5.htm

 


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