分水嶺(ぶんすいれい)

分水界、分水線、分水境界などという。雨水が異なる方向に流れる境界のこと

であり、至る所に分水界は存在するが、特に山岳地帯では山稜が境界になるので

分水嶺という。一方は、日本海・山形県 もう一方が太平洋・宮城県 山の支流で、

こんな珍しい小川を訪れるモノもなく静かなたたずまいの中

見つめていると心が落ち着きいやされる。

北から流れてくる一本のせせらぎがJR陸羽東線堺田駅に

小川から汽車を見れば下流となるため、列車の上部が見える。

列車に向かって流れて行き、駅前(都会で言えばタクシー乗り場か、バスターミナル)で二本に分かれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この山から雨水が流れて、小川となってくる 冬場はこの様に恐ろしいまでも雪深い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


平坦地にある分水嶺(日本海から太平洋)

田園空間博物館 山形県最上町大字境田 標高 338m

東北地方の背骨とも言える奥羽山脈は、日本海と太平洋とを分ける大分水嶺。

大分水嶺とは降った雨が日本海の水になるか太平洋の水になるかの境目の

ことで、山の上にあるものもあれば、平地、地下にあるものもある。

 特にここ、最上町・堺田の大分水嶺は平地あるもので、水が東西に別れる様が

見られるという全国的に珍しい大分水嶺である。

当初はただの用水路に過ぎなかった大分水嶺も、現在は遊歩道や四阿が整備され、

「封人の家」と並ぶ堺田の新名所となっている。

重大な岐路は意外と身近なところに、ひっそりと存在している。

最寄りの駅は、JR堺田駅の陸羽東線停まる列車は一日数便程度、

単線の線路とホームと待合室があるだけという、典型的な田舎の無人駅・汽車は意外とモダンなデザイン。

大分水嶺はこの一見なんでもない無人駅前の真ん前

空き地に案内板と共に 目的の小川が 静かに、本当に静かに流れている。

 

 

JR堺田駅の陸羽東線

 

 

 

 

 

 

堺田は「奥のほそみち」で松尾芭蕉一行が泊まった「封人の家」が

ある場所として有名。山形県と宮城県との県境

特記事項:夏場は水量が少ない。春の雪解け時期が見頃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


http://f44.aaa.livedoor.jp/~psyzans/Newken/05sakaida/05sakaida.html

 

東北地方の背骨とも言える奥羽山脈は、日本海と太平用とを分ける大分水嶺でもある。

降った雨が日本海の水になるか、太平洋の水になるかの境目のことを大分水界というが、

それが山脈の尾根にある場合、大分水嶺と呼ぶ。水にとっては重大な岐路なのだが、

それが意外と身近なところに、目立たない形でひっそりと存在してたりするというのは

何かの示峻的でありロマンを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


駅前広場にある用水路。

北から流れてきた水が、突き当たりで西と東に分かれている。

水の分かれる様が見える大分水嶺は全国的にも珍しい。

同じ流れも西の水はやがて日本海に、東の水は太平洋に注ぎ込み、

大海原でいつの火か出逢うのである。

 

大谷河支流→大谷河→江合河→旧北上川  石巻市 太平洋

芦ヶ沢川→明神川→最上小小国川→最上川 酒田市 日本海

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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