(クスノキ科 クロモジ属)
日本各地に生育する落葉の低木。
葉や樹皮に芳香があり、和菓子などに添え
られる、高級妻楊枝を作るので有名。
新しい枝の樹皮は緑色であるが、
次第に黒褐色となる。
花にはよい香りがある
樹皮の模様が文字のように見えるところから、
黒文字の和名が付く。
新葉では葉柄から葉の裏面には
絹毛があるが、成葉では脱落して無毛になる。
花は4月、宮城山岳では、5月に入ってから見られる。
葉の展開とほぼ同時に咲く。
夏の終わりには枝の先には次年の春に咲く
花のつぼみが付いている。果実は秋に黒く熟す。
MARSHALLには、特に思い入れの木である。
茶道では、茶を飲む前に 和菓子が出るが、このクロモジで作った楊子で和菓子を
切って食べる。此処で、忘れてならないのは、客にだす前に、楊子の刃にあたる
切り込んだところは必ず、水に浸けておいてだす。是で菓子が楊子にくっつかない。
黒文字の木には抗菌作用がある・なんといっても樟脳の原料です
漢方の生薬に使われ 去痰作用 消炎作用 抗菌作用 芳香性健胃
乾燥した皮を煎じ皮膚疾患の外用にもなる。
弾力性に富み折れにくいから妻楊枝。