「瓦屋根」

 

 

 

 

 

瓦は、各地の気候や風土とともに葺き方や色・斜面がちがう。

「日本書紀」に、寺院を作るため、朝鮮半島の百済から日本へ来た。

瓦が日本の伝来したのは1400年以上前、飛鳥時代の始まる

僧・寺工・鑪盤博士・画工とともに4人の瓦博士が

渡来したという記録

国内の技術者による本格的な国産化は

607年に建立された法隆寺

 

民家に使われるようになったのは、 江戸時代

 

幕府は、度重なる大火から町を守る ため、

板葺きをやめて、瓦葺きにするよう奨励。粘土の素地を 千百度の 高温で、焼きしめ。

この時、すすを吹き付けて、銀色にするのがポイント。

いわゆるいぶし瓦。松の木の煙で 燻された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kawara 


瓦が曲線を描いています。                  甍(イラカ)文様 小紋着物

こうした反りが生まれたのは 鎌倉時代。           バンブーフラワー所有  →

武士の時代に入って、建築にも 勇壮な姿が

好まれるように なった。

瓦屋根鑑賞、二つ目の壺は、 「反りの曲線を味わえ」

もともと木の下地は直線的に 作られる
積み上げただけでは、それ程、 大きな反りは出ない

その上に漆喰を塗り、 丸瓦をのせることで、 反りが生まれる。

その上に 瓦を並べる間に漆喰を置く。これがそりを作るベース

漆喰の上に丸瓦を角度をつけながら 置いていき、最後に金槌で叩き、微妙な角度を調整る。

長年培った職人の勘。反りの美しさは、 職人たちの技によって 支えられている。

 

 

 

飾り瓦にこめた願い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


         ↑               

土塀 いずれも奈良今井町にて  →

         ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


MARSHALLの一番好きな、軒先丸瓦

岡山勤務時代 吉備彦神社の西側・たんぼ道を自転車で、

散歩中 民古家建て替え沢山の瓦が捨ててある

その中に、この軒先丸瓦が目を引き6個ばかし拾ってくる

自宅で、眺めている内に 一つは、曲がりくねった木の枝を窪みに置き、家の中で、灰皿として使用。

その他は、シダを植えたり、花瓶にしたり、様々な使い方を楽しんだ。

円照寺山村御流 家元・山本静山老尼

毎年、高島屋デパートで、生け花の発表会

このとき、家元が この軒先丸瓦を花器として使用 思わず、沢山の作品の中で、

しばし見とれて、足を止めたのが、未だ目に焼き付き、好きになったのが始まりである。

20代後半だったろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


現代の瓦屋根  岩手県 鰊御殿 小友にて         宮城県大河原にて

 

 

 

 

 

 

 

 


木彫り教室の友人YND氏 留守宅奈良県の 豪邸室内の珍しいもの 天上を這う配線

太い柱とゆがむガラス窓

 

配線
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


沖縄 激戦地 ひめゆりの塔で有名な場所

資料館

 

 

2003092305喜屋武岬の赤瓦
 

 

 

 

 

 

 

 


沖縄・喜屋武岬にて

 

「飾り瓦」の中で最も有名なものが、屋根の一番高いところに飾られている、鬼瓦。

恐ろしい顔の鬼瓦は、 魔よけとして飾られて、家が密集する町中では、

「鬼を隣に向けるのは申し訳ない」と

鬼瓦は敬遠された。その代わりに、小さな人形が置かれた。

中国の鬼退治の神様、鍾馗(しょうき)さん。

これも飾り瓦の一つ。

 

幕府は、度重なる大火から町を守る ため、

板葺きをやめて、

瓦葺きにするよう奨励しました。  板葺き

 そうして日本各地に 瓦屋根は広まったす。

 

飾り瓦に鬼が現れるのは、全国に戦乱が広がった南北朝時代。

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怖い顔は、戦乱の世に満ちた 邪気を払うため。

 

奈良今井町の ベンガラの格子窓 →

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都 一力茶屋  瓦の黒と茶色のベンガラが組み合わせが素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


宮城県牡鹿 女川 友人のお寺  夕日に輝く瓦と竹

 

 

 

 

 

 

 


.鴟尾・鯱

鴟尾は、建物の大棟の両端を強く反り上がらせるところに起源がある。

中国漢代の墓に副葬されているミニチュアの建物にはすでに鴟尾が表現

お城などに飾られるシャチは、 何を願ったの だろうか?

シャチは水を はいて、火を消し止める神様。 これも、火除けの願いが こめられている。

商家の軒先には、 商売繁盛の神様である恵比寿さま。

こちらには家紋と一緒に鶴と亀が飾られている。

 

 

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名前入りの瓦   今井町にて

 

 

           京都府大江町は鬼伝説をテーマ「酒呑童子の里」にちなんで全国の鬼瓦を展示  ↑

 

 

仙台伊達藩 綱村廟

大年寺山には ,到るところに、この様な

瓦が発掘される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


珍しい、茅葺きに瓦の組み合わせ 山形羽黒山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「蝉しぐれ」オープンセット 是も 貧しい武士の自宅 屋根は板に玉石を敷き詰めてある

 

 

 

苔生け花1
 

 

 

 

 

 

 

 


古茅葺きの室内天上カヤを支える竹と古瓦の花入れ    軒先丸瓦を植木鉢に変身

 

 

 

 

 

 

 

 

 


瓦せんべい                瓦模様のTシャツ

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結界 軒先丸瓦にて作成               茶道 セット

 

写真はすべて、MARSHALL旅のスナップ

三州瓦工業協同組合 

 444-1325 愛知県高浜市青木町六丁目2番地13  

http://www.sansyuu.net/contents/clip3/index.shtml

番組紹介 NHK 美の壺 より

 谷啓さんがナビゲーターをつとめる新しい美術番組です。

 テーマは「くらしの中の美」。

屋根 http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060519.html

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