イチイの木

一位とは聖徳太子が推古天皇時代に定めた、朝廷官人の序列を示す位階の
うち最高位、つまり正一位のことである。日本名で「イチイ」というのは「一位」の音読みで、
その昔この木を使って笏(しゃく=中世の日本で正装のときに右手に持つ板)を作ったことから、
貴族などの身分を表す「正一位」や「従一位」にちなんでこの名前をつけたと言われています。
一般的には「アララギ」、アイヌ語では「オンゴ」とも言わる。家屋を火災から守るために
「火返しの木」として家の周囲に植えたり、防風のために植えていた、寒さに強く、北海道でも育つ。        
葉っぱはとがるが先端は柔らかい。            
材は良質で建築材、鉛筆、細工物等に使われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イチイの木

 

 

 

 

 

 

 

 

 


上2点はカヤの木  間違いやすい木

 

 

耐陰性、耐寒性があり刈り込みにもよく耐えるため、日本では中部地方以北の地域で庭木や生垣に利用される。

東北北部北海道ではサカキ、ヒサカキを産しなかったため、サカキ、ヒサカキの代わりに玉串など神事に

用いられ、神社の境内に植えられる。

木材としては年輪の幅が狭く緻密で狂いが生じにくく加工しやすい、光沢があって美しいという特徴をもつ。

 

inserted by FC2 system