DSCN7468円相

 

 

 

 

                              尼僧 青山 俊菫 老師 書

無餘無欠 (あま)ること無し  欠くこと無く

(まど)かなること太虚(たいきょ)に同じ

欠くることなく あまることなし

 

丸い円のようなもので 大きなこの世界と同じに

何処にも欠けているところはないし

余っているというところもない

欠けているとか余っているとかいうのは

われわれが必要としたり、要らなくなったりするからだ。

06年 テレビ出演した

「何でも鑑定団」

そこの、硯が何と1000万円

撮影の時 國井 董(ただす)先生

自在庵 翁さんが

お礼に 書き上げてくれた 書が

上記・左の掛け物である

薄墨で、一気に円を描き その横に

無餘無欠 署名

うんーー

すっかり気に入ってしまう

たかが円

それには深い意味があったことを知る

 

 

(まどか)なること大虚(たいきょ)(おな)じ、(かく)ること()(あま)ること()し。)

 

 

三祖大師信心銘二

違順相爭是爲心病

違順相爭(いじゅんあいあらそ)う、(これ)心病(しんびょう)()す、)

不識玄旨徒勞念靜

(げん) ()()らざれば、(ただ)念靜(ねんじょう)(ろう)す。)

圓同大虚無欠無餘

(まどか)なること大虚(たいきょ)(おな)じ、(かく)ること()(あま)ること()。)

良由取捨所以不如

(まこと)取捨(しゅしゃ)()る、所以(ゆえ)不如(ふにょ)なり。)

違っているとか合っているとかを争うのは心の病と言うしかない。

本当のことを知らなければただ静かにすわっているにすぎない。

本当のことというのは丸い円のようなもので大きなこの世界と同じにどこにも欠けているところはないし余っているところもない。

欠けているとか余っているとかいうのはわれわれが必要としたり要らなくなったりするからなのだ。

だから本当のことというのは「こういうものである」としてはならないのである。

大虚大いなる虚空、宇宙

不如如でない、「かくの如く」ではない

 

紙に円を描いてみよう。

人によって色んな書き方がある。

その描いた円には性格が表れる。

1「どこも開いていない、綺麗な○を描く人」
2「右が開いている人(Cの形)」
3「左が開いている人(Cの左右逆)」
4「上が開いている人」
5「下が開いている人」

(1の人)これは、正直でモラルを守る人。くわえて完璧主義者である。
(2の人)秘密主義。口が堅くて内向的。
(3の人)自分に自信がなくて、口を開けば愚痴を言う人。
(4の人)「口が軽くて、おしゃべり」。
(5の人)「うそつきでナルシスト」非常に快楽主義者、自分の快感のためにウソをつくことも多い。

 

 

 

 

 

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